オーストラリア商業登記所は定期的にABN(オーストラリアンビジネスナンバー)の過去における税務申告記録チェックして非活動に見えるものについては自動的にキャンセルされる事になりました。
ATO(オーストラリア国税局)は2018年、年間を通してチェックすると発表し、下記の事項に当てはまる個人事業主、パートナーシップ、信託(トラスト)はABNをキャンセルされる可能性がありますので注意が必要です。
- ATOに事業活動を停止している旨をを伝えている場合
- 過去2年間、事業収益が無かったと申告している場合
- 過去2年以上、事業報告書および税務申告書を提出していない場合
ABNが自動的にキャンセルされるのを防ぐ為に、もし未だ提出していない過去の税務申告書や事業報告書がある場合はATOへの申告情報を最新にする必要があります。
例えば事業収益が非課税枠内にある個人事業主は、税務申告書や事業報告書を提出する必要が無いと考えATOへ提出していない場合があります。しかしながら事業活動に携わる納税者は売上、利益がたとえ無くても一般的には税務申告をする必要があります。
個人事業主は税務申告を提出する際に下記の事項に注意しましょう。
- 個人の税務申告書における補足部分(事業活動報告欄)のページが含まれているか
- 個人事業および専門分野の損益を表すスケジュールが含まれているか