大工、電気技師、配管工、建築士、不動産業者、警備員など、自国の州や地域で職業免許を取得している労働者が、他の州や地域で同じ仕事をしようとする場合、必要な免許を取得していると自動的にみなされるようになります。
連邦政府、州政府、準州政府は、連邦政府が実施する相互承認制度に合意しました。途切れる事のない相互承認制度を可能にする公開草案が先月発表され、2021年7月1日から開始される予定です。
労働者は、追加のライセンス料を支払ったり、追加のライセンスを申請したりする必要はありません。
別の州や地域で働く労働者は、現地の法律や規制(脆弱な人々=未成年者、高齢者、障害者の性格テストを含む)を遵守する必要があり、場合によっては、自国で働く意思があることを規制当局に通知する必要があります。州は相互承認による登録や、ライセンスの種類を拒否する事が出来ます。
懲戒処分を受けている者、あるいは民事訴訟、刑事訴訟の結果として登録に条件が付されている者は、自動的な相互承認からは除外されます。
また登録が取り消された、あるいは停止された登録や懲戒処分に関する情報、および登録の取り消しや停止を記録するための情報は、共有されます。
*トレーディーズ(Tradies) – オーストラリアのスラングで職人さん、例えばCarpenters(大工)、Plumbers(配管工)、Electricians(電気工)、Cabinetmakers(家具職人)等の職業についている人々を(Tradies)と呼びます。